皆さんこんにちは!CHIBA-LABOライターの玉井 嘉です。
8月から梅井さんにかわり長島さんがインタビュアーを、玉井が会員様インタビューの執筆を担当させていただくことになりました。
長島さんにいろいろ教えていただきながら、会員の皆様にも顔を覚えていただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
会員インタビュー第4回目は、4DL Technologies株式会社 (フォーディーエルテクノロジーズ)の荒巻 智隼さんにご協力いただきました! 荒巻さんはメタバースに魅了され、ご自身の持つノウハウと組み合わせた事業を展開しておられます。
荒巻さん曰く、メタバースとは「人によって違う意見もありますが、いま広義にあつかわれるものだと、同時接続的に入れるデジタル空間のような」もので、MMORPGなど複数人がアバターなどを使い、リアルタイムで同時接続的な形でコミュニケーションを取ることができる空間のことを指します。FacebookやInstagramなどのMeta社の「Meta」はメタバースが由来だそうですが、今回なんと荒巻さんご自身のMeta Quest2(VRゴーグル)をご持参してくださいました。
SAO(ソードアート・オンライン)の話も出ていましたが、荒巻さんもご自宅の机の前でVRゴーグルをかけ、ゲームの世界に入り込んだり、メタバース上の人と雑談したりされるそうです。会社設立の動機もメタバースが大きなきっかけの一つだった荒巻さんですが、インタビューの後半でもメタバース愛が炸裂していました。
①事業内容について
長島)まず、今どんなお仕事をされているか教えてください。
荒巻)今やっているのは研修事業です。4月から事業を始めたばかりで、そのタイミングでCHIBA-LABOの会員になりました。いまのところ2つ軸があって、1つは自社が持っている研修ノウハウを活用して、営業マン向けの研修を進めているところです。もう1つはその既存ノウハウをもとに、AIを活用できる営業マン育成を目的としたトレーニング教材などのプロダクト作りにも取り組んでいます。
長島)コンサルティングではなく研修事業なんですよね?
荒巻)現時点ではオンライン含めライブでの研修事業が中心になっています。また、人材アセスメントなどを絡めた、営業組織変革などのコンサルティングも提供しています。これが意外と人気なんです。
研修で現場担当者やマネージャーなどと接するとその企業の経営課題なども浮かんできますので、その課題解決のために研修事業とコンサル事業の二本柱として人材系ビジネスはこれから太くしていく予定です。
長島)会社の研修で新卒社員や営業社員の方にお渡しする資料が一つの価値になる、ということですね!
長島)研修事業の資料は、営業に関することなんでしょうか?差し支えない範囲で教えていただけますか?
荒巻)うちの会社は主にICT系・IT系企業の営業マン向けに事業を展開していて、現時点では既にシステム商材とかを持っている企業に対して営業のやり方を研修させていただいています。
通常IT系の営業マンは、システム商材の営業をするとき、お客様にどう役立つのか?ということを考えて事前に準備してアピールしないといけないんです。営業成績を自力でドンと上げることのできる人はいるんですが、それは少数なのが現状です。モノやプラットフォームとしては価値のあるシステム商材ですが、実際に営業をしながら現場の人が事前の準備も含めノウハウを教え、人材を育成する、というのはなかなか難しい部分があるので、そこに対して研修をさせていただいています。
長島)今後、企業と取引することを見据え、現時点で料金プランなどは決まっていますか?
荒巻)昔からある研修のビジネスモデルでは、講師派遣で1日いくらというような価格で決まっていましたが、4DL Technologiesではサブスクリプションモデルや、新しい研修ビジネス、コンサルビジネスのビジネスモデルの中で価格の設計をしており、なかなか決めきれないところがあって悩んでいます。
長島)何月頃から動き始める、といった目途はあるんですか?
荒巻)今ちょうどご縁があって、打ち合わせの予定などが入り始めているので、8月9月頃には目途が立ち始めるのではないかと考えています。AIツールが使える営業マンの育成に関しては、10月頃から動き出したいなと思って準備しています。いま8月9月にクローズな形でちょっとお客様に「試さない?」とこっそり声をかけてはいて、10月下期の予算に合わせて動けるようにしたいなとは思っています。
②CHIBA-LABOについて
長島)CHIBA-LABOのことを知られたのはいつ頃なんですか?
荒巻)(今年の)2月3月ごろですね。利用する決め手になったのは、新しい会社を作る時に住所登記が必要になって、費用面だったり実務的な事を在宅で済ませよう、という話になったんです。住所登記できるCHIBA-LABOが候補の一つだったのと、補助金等いろいろな面でメリットを感じて使わせていただいています。
長島)実際CHIBA-LABOに来てみてどうですか?
荒巻)天井含め、すごく広くて使いやすいです。
荒巻さんはCHIBA-LABOに来られるとき、いつも真ん中の席を使われていますが、CHIBA-LABOの広さが心地よく、無意識で真ん中の席を使ってしまうのかも…と仰っていました。いつもありがとうございます!
長島)4月からいろいろ空間が変わっていると思いますが、いかがですか?
荒巻)良い意味で、コワーキングスペースっぽくないです。イベントだったりシェアブックだったり、自分が関わりのない分野の話も触れることができるので、他のコワーキングスペースとは違うなと思います。
長島)コワーキングスペースとして、CHIBA-LABOにあったらいいなと思うものはありますか?
荒巻)仕事をするのに必要なものは十二分に揃っているので、満足しています。
長島)あとはコーヒーマシーンがあったらいいですよね(笑)
長島)ちなみに、6月以降イベントをたくさんやっていますが、そちらについてはどう思われますか?こんなイベントあったらいいな、みたいなものがあれば教えてください。
荒巻)SNS講座は僕は参加してよかったですが、がっつり(お仕事で)やられている方だと確かに物足りないかもしれないですね。間口は広い気はしますが、参加しづらいかというとそんなことはなくて、テーマとして参加の関心度が低いための取捨選択があります。
長島)どんなジャンルだったら参加したいと思いますか?
荒巻)自分はメタバースとかAIとか…技術やテクニック的なことは趣味関心としても強いので、そういった話であれば食いつくと思います。あとはあるとしたら、事業計画を作る上での悩みだったりを具体的に話せる場があれば…(財団が企画する)創業者研修寄りですが…
長島)確かに…10月くらいにやらせていただきますね!
長島)もし会員さん同士でつながるとしたら、どういう職種の人とつながりたいですか?
荒巻)キーワードで言えば安直にメタバースやAIなどの、IT系、デジタル、そういうお仕事をされている方。同じお仕事をされている方と仲良くさせていただきたいです。あとはやっぱりいろんな方と率直に仲良くさせていただきたいですね。
③今後の展望について
長島)最後に、4DL Technologiesとして今描いている今後の展望をお聞かせください。
荒巻)直近、1,2年としては、AI(ツール)の活用をテーマにしたいと思っています。冒頭でもカリキュラムとか研修事業を作っているという話をさせていただきましたが、昨今、技術としてもバズワードとしてもいろんなサービス・ツールが大小さまざま、ニッチなものも出ているので、それらを活用できる人材を増やすご支援は新しい会社として今期、来期、もしくは直近3年のキーワードにしようとはしているところです。
もうちょっと数年後のスパンで言うと、会社の立ち上げの動機の一つでもあるんですが、メタバースのVRの機器自体がすごい。そこに技術としての可能性を感じているので、それらを使って新しい世界観の教育ビジネスを構築していきたいとは思っています。
長島)本日はありがとうございました!
最後に、今回「ユーザー目線でメタバースについて理解できる本」として、荒巻さんが持って来てくださったのはこちらの本。
CHIBA-LABO入り口目の前の本棚においてありますのでよかったら皆さんも手に取ってみてくださいね!
CHIBA-LABOでは現在、CHIBA-LABO利用者様のおすすめの一冊を「シェアブック」として施設内に配置して共有する取り組みをしています。利用者様のおすすめの一冊がだんだん集まりつつありますので、ぜひお立ち寄りの際はお気軽にお手に取ってみてください。
長島さんと同じく、私もメタバース空間については知ってはいましたがそれほど詳しくはなかったので、今回荒巻さんとお話ができて、自分の知らない世界を知ることができました。荒巻さん、実は私と同年代ということで、私自身にとっても刺激になった充実の時間でした。
荒巻さん、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!
過去のインタビュー記事も、もしよろしければご覧ください。(ライター 玉井 嘉)